日経ビジネス「おのれ!間接部門」紹介編

こちらのタイトルは2016年12月5日号の日経ビジネスのタイトルです。

表紙はこんな感じですが・・・

 

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間接部門のイメージってこんな感じなんですかね(^^;

 

中身を見てみましょう。

 

まず冒頭は

1.「頼むから仕事に集中させて」

という直接部門からの悲鳴が紹介されており、

 

  • 間接部門の要請によるサブ的業務が労働時間の増加につながっている
  • 実情に合わない非効率なシステムを勝手に導入する
  • 総務の伝統的なルールのせいであわや取引先喪失
  • 成果主義に不利な間接部門が存在意義を示すため優先順位の低い仕事を作り出している

 

などの事例が紹介されていましたが、

総務部としては、

 

 

・・・スミマセン

ぐうの音も出ないぐらい正論です!

 

 

という内容がズラッと並んでいました。

 

 

そして、その後には・・・

 

2.「好きでやってるわけじゃない」

と間接部門からの反論が記載されていました。

 

  • 雑務を増やしているのは事実かもしれないが、法令順守のため
  • 属人化しないためのシステムの刷新をしている
  • Eラーニングやプライバシーマーク取得は直接部門のためにやっている
  • あくまでも会社の成長や人材強化のために新しい仕組みを入れている

 

という、これまた自分が総務部、法務にいた時にしていた言い訳が並んでいました・・・

特に法律を盾に直接部門を言いくるめる。ということは常套手段でしたね。

 

 

また直接、間接の言い分のみならず

 

3.経営 vs 間接、仁義なき戦いの軌跡

という経営側がいかに間接部門に取り組んできたかという内容もあり、

 

  • 京セラや松下電器などの間接部門増殖防止策
  • 間接業務を予算化、仮想価格をつける
  • 1990年中盤以降の間接部門アウトソーシングの流れ
  • 今後の社内における間接部門

 

という流れで記載されております。

ただ、アウトソーシングは全体的にはうまくいっておらず、

間接部門を内部でいかに機能させるか。で締めてありました。

 

 

そして今後の提案として

 

4.解決策は「愛する」こと

とありますが、その中身は・・・

 

  • 総務、人事、法務等を直接社員が担当する
  • 50人の会社で間接業務を1人または0人でこなす話
  • 間接部門は聖域化せずに、直接部門に配置換えする
  • 今後の課題は間接部門のコミュニケーションの仕方

 

などと、記載されており、さらには

クラウドやRPAなどにより

「間接機能を社内に残したまま、間接部門をなくすこと」

が可能な時代にきている。

 と間接部門にとっては厳しい内容になっておりました。

 

 

ただし、

最後には

「みんなの間接部門」を取り戻すための2条件

として

 

  1. 間接部門の社員がテクニカルスキル以外の能力を磨く
  2. 経営、直接部門が間接部門を尊重する

とありました。

 

まあ、

1.のことが間接部門社員ができれば2.はついてきますよね。

 

 

では、私なりに上記の2点をふまえて

間接部門としての改善点を3点提示いたします。

 

  1. 間接部門社員の説明能力の改善
  2. 間接部門社員の直接部門業務の理解力改善
  3. 間接部門社員の生産性認識不足改善

 

 こんなところですかね。

 

長くなりましたので、上記3点の改善については次回記載いたします。

 

以上。