意思決定を早くすれば生産性が上がると気づいた話①
前回のブログで
間接部門の社員が生産性への意識を向上させることは難しい。
というお話をしましたが、もちろん会社全体で(社長なり役員がその気になれば)間接部門の生産性の向上に取り組むことは可能です。
そんなことで、間接部門時代に個人的に実施していた生産性を上げていたエピソードを少しずつ紹介します。
まずは、
意思決定のスピードを上げる
です。
この「意思決定」という言葉で印象的なのが、某Gのつくビジネススクールでアカウンティングの講義で講師が、
『社会人の価値は意思決定をすることである』
っていう話があったときに、ハッと気づきました。
みんなが意思決定をさっさとすれば物事はもっと早く進むのではないかと思った訳です。
もちろん立場によって意思決定の違いはあるので、
- 新入社員であれば新入社員としての意思決定
- 部長であれば部長としての意思決定
- 社長であれば社長としての意思決定
それぞれの大きさや重さは違う訳ですが、社会人であれば自分のやるべきこと(MUST)に対して、意思決定して行動するという必要があります。
ただ、管理間接部門はその意思決定スピードが圧倒的に遅いと感じていました。
その理由としては
- 経理や人事など間違いが許されないため意思決定が遅くなる
- 業務が属人的であり、自分が決定者として進むため慎重になる
- 時間を自分で管理でき、時間に追われないために決定も遅くなる
- 元々慎重な社員が管理間接部門に集まっている
あたりが思い浮かびます。
良く言えば、『完璧を求める』
悪く言えば、『仕事が遅い』
ということが特徴かと思います。
完璧を求めるのは良いのですが、浅田真央さんのように「ノーミス」を求めるとは異なり、限りある時間の中でいかに成果を出すのが「サラリー」マンです。
アスリートやアーティストとは違うことを認識しないといけませんが、たまに経理や人事でアーティスティックに仕事をされている方もいますよね・・・(^^;
ですから、生産性を上げるためには
完璧をひとりで目指さない!
これが重要なポイントですね。
では、次回はなぜ完璧をひとりで目指すことが良くないのかを考えてみます